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2007年06月13日

地デジ系会議

NECTECの安井さんに招待されたので、NECTEC/NiCT/JICAが共催する地上デジタル放送に関する技術のワークショップに参加してきました。今日から二日間の予定なんですが、二日目は他の仕事の都合で参加できないので初日のみの参加。

初日は、総務省の大久保さんによる総論的プレゼン、続いてNHKの今村さんによるISDB-Tの技術的なお話、ランチを挟んでから地デジがどのように使われているのか、アプリケーションの視点でTBSの杉浦さんがお話をしてくださいました。最後に、東芝の沢田さんが地デジ端末のお話をしてくださいまして、一日目が終了。

日本では既に地デジを普通に見ている人が多い、もしくは増え始めていると聞いておりますが、海外に住んでいるとそういう技術的な情報がなかなか入ってこないのでこういうワークショップは貴重です。参加して久々に楽しいと思えるワークショップでした。

ちなみに、思った感想をぶっちゃけますと、このワークショップ、日本のデジタル放送技術をタイに売り込むための営業活動のようでした。それはそれで良いのですし、参加されていたタイの人といろいろ話をすると比較的この日本製の技術に対して好感を持ってくださっているように思えました。そういう意味では成功だったんじゃないでしょうか。

ただ、ワンセグ(+日製地デジ)を日本以外ではやらせるためには乗り越えなければならない壁がたくさんあるように思えました。例えば、携帯電話でワンセグを見せようとした場合、そのチップセットをNOKIAやMotorola、Samsongなどの携帯電話メーカーに採用してもらわなければならいのですが、その壁は高いでしょう。今までの他の分野であれば日本のメーカーが市場を押さえていたので、日製技術を採用できたかもしれませんが、携帯電話に関してはそうもいかない。日本の携帯電話機メーカーが海外進出を怠ってきたツケがここで大きな問題になっているように思えました。ま、これは携帯電話会社が悪いのかもしれませんけど。

このままだと世界で一番進んでいると思われる地デジ王国日本は、日本以外では使われていない方式として孤立していくのかもしれません。この問題の影響は小さくないです。家電メーカーが作るデジタル放送端末のいく末にも大きく影響を与えるでしょう。特許料で稼げなくなるだけでなく、日本のメーカーは他の国の技術を使ってテレビやビデオを作っていかなければなりません。巨大な日本という市場と世界市場の両方を視野に入れた商品開発をせねばならず、そのコストの増加ははかりしれません。

日本が戦略的に日製の地デジを世界にはやらせるためには技術論だけでなく、様々な方面からの国のサポートが必要でしょう。例えば、JICAで発展途上国のテレビのデジタル化を支援してテレビ局の機材一式を日製の地デジ機器で埋め尽くしてしまうとか。中国とかはもうやってるらしいですよ。

でも、インターネット屋としては、一発大逆転を狙うなら、やっぱり放送と通信の融合を視野に入れた技術開発だと言いたくなりますね。放送局の権利!権利!!という馬鹿な発言を総務省が真に受けて、このチャンスを逃したらこの分野における日本の産業は他の国に大きく後れを取ってしまうでしょう。

ちなみに、この6月13日、14日はサイアムシティホテルに来てくださればお手持ちのワンセグ携帯で試験放送が見れましたとさ(^_^) 早く言えって? ごめんなさい(^^;

投稿者 tsuchy : 2007年06月13日 22:37

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