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2008年02月07日
運用の研究
学生から質問のメールがきたのです。オペレーションの経験を積みたいから、そういう場がないかという質問でした。彼はスリランカテレコムでネットワークエンジニアとして現場でばりばり働いており、AITやintERLabで取り扱っているような機材よりも高価で高度な機材を使ってきた学生さん。この経験を活かし、ネットワークエンジニアとしての技術を伸ばしていきたいと言っている。しかし、正直いうと、AITには、いやタイ全土を含めても、もっと言うと世界中探しても、そんな恵まれた機会を提供できる大学はそんなにないんだよなぁ。
学生が自由に活動できそうな規模の小さい大学はISPが扱うような規模のネットワーク機器は置いておらず、逆に学生が触ってみたいと望むような機材を置いてある大学は、その管理方針がしっかりしていることから自由に触らせて貰うなんて事はあまりない。そう考えると、世界中にどれだけ自由に機材を触らせてくれる大学があるだろうか、おそらく10組織、あるかないかぐらいなんじゃないかな…。そう思いつつ自分が育ってきた環境を振り返ると、なんと恵まれていたんだろうと思わずにはいられない。この学生には申し訳ないけど、AITを選んでAITに来たこと自体がひょっとしたら間違っていたのかもしれない。WIDEプロジェクトのモットーである「右手に研究、左手に運用」を口で言うのは簡単だが、これを実現することの難しさを改めて感じた瞬間でした。学生さんには、インターンシップの可能性を探ることを勧めつつ、これからのことは追って話をしていこうとメールを送りました。
オペレーションの研究をしようとしたとしても、どういう機材をどのように用意すればいいのか、そもそも運用ベースのネットワークしかない環境で、試験的にいろんな事を導入することの難しさを改めて感じた瞬間でした。まだまだ、考えなきゃいけないことはたくさんあるなぁ。
投稿者 tsuchy : 2008年02月07日 22:58